環境を選べる時代に、何を選ぶか
人間関係を変えるのは簡単ではない。だから私は読書に価値を感じていた。でも今は、読書以外にも選べる環境が増えている。
「あなたは、最も多くの時間を共にする5人の平均である」
自己啓発の世界では有名な、ジム・ローンの言葉です。
聞いたことがある方もいらっしゃるかもしれません。
ここで言う「平均」とは、単純に性格や能力の平均という意味ではありません。
考え方や習慣、価値観は、一緒に過ごす人たちから少しずつ影響を受ける。
だから、自分の周りにどんな人がいるかは大切だ。
そんな意味で語られることが多い言葉です。
この言葉を聞いた時、私は環境の大切さ以上に、別のことが気になりました。
環境を変えるって、結構大変じゃないか?
ということです。
人間関係を変えるのは大変だ
私たちに大きな影響を与える人間関係の多くは、そう簡単には変えられません。
家族との関係があります。
仕事上の人間関係もあります。
地域とのつながりもあります。
もちろん、新しいコミュニティに参加することもできます。
新しい趣味を始めることもできます。
転職という選択肢もあるでしょう。
ただどれも、それなりの時間やエネルギーが必要です。
実は私自身、環境を変える決断をしたことがあります。
公認会計士試験の受験生だった頃、なかなか合格できなかった私は、思い切って合宿所に入りました。
今振り返ると、あれは勉強法を変えたというより、環境を変えたのだと思います。
周りには同じ目標に向かって勉強している人たちがいて、勉強することが当たり前の空気がありました。
今思えば、その環境に支えられていた部分も大きかったのだと思います。
そして結果的に、私はそこで合格しました。
だからこそ、「環境が人を変える」という話には、頷けるところがあります。
実際、私自身もその恩恵を受けた一人なのかもしれません。
ただ同時に、あれほど大きな環境の変化は、そう何度もできるものではないとも感じています。
そんなことを考えていた時に思い浮かんだのが読書でした。
だから私は読書に価値を感じていた
私は読書が好きです。
好きな理由はいろいろありますが、今回の話に関係するのは、人間関係を変えるほど大きな決断をしなくても、新しい考え方や価値観に触れられることです。
本を読んでいると、著者が何年も、あるいは何十年もかけて考えてきたことに触れることがあります。
数時間で読み終える一冊が、その後何年にもわたって自分の考え方に影響を与えることもあります。
考えてみると不思議です。
本は一方通行です。
著者と会話をしているわけではありません。
それなのに、ときには人との会話以上に影響を受けることがあります。
もし人が環境によって形作られるのだとしたら、本の著者もまた、その環境の一部と言えるのではないでしょうか。
もちろん、実際に会うわけではありません。
それでも、その人が長い時間をかけて考えてきたことに触れることはできます。
しかも、本を一冊開くだけで。
自分の都合の良い時間に、その人の思考に触れることができます。
だから私は以前から、読書には大きな価値があると感じていました。
人間関係をすぐに変えることは難しい。
でも、本を読むことはできる。
読書とは、自分を取り巻く環境を少しずつ広げていく方法なのかもしれない。
そんなふうに考えていたのです。
環境を広げる方法は一つではない
ただ、最近はその考えも少し変わってきました。
読書について考えているうちに、
「環境を広げる方法は、本だけではないな」
と思うようになったからです。
例えばYouTubeがあります。
音声配信もあります。
AIとの対話もあります。
そして最近の私にとっては、Substackもその一つです。
どれも、人との出会いとは違う形で、自分の外側にある考え方や価値観に触れさせてくれます。
もちろん、それぞれ特徴は違います。
本には本の良さがあります。
動画には動画の良さがあります。
AIにはAIの良さがあります。
何が優れているかという話ではありません。
ただ、昔の私が考えていたよりも、選択肢はずっと増えている。
それだけは間違いなさそうです。
私を形作っているのは何だろう
「周りの5人の平均になる」
という言葉を聞いた時、私は人間関係の話として受け取っていました。
でも今は、その「環境」をもう少し広く捉えるようになりました。
私を形作っているのは誰だろう、ではなく、
私を形作っているのは何だろう。
そんなことを考えるようになりました。
もちろん、人との関わりは大切です。
それは今も変わりません。
ただ、それだけでもない気がしています。
もしそうだとしたら。
私たちは、人間関係だけでなく、自分を形作る環境そのものを選べる時代に生きているのかもしれません。
だから大切なのは、
「誰と過ごすか」
だけではなく、
「何に触れるか」
なのではないでしょうか。
そしてもう一つ。
「何を、どれくらいのバランスで選ぶか」
もまた、大切なのかもしれません。
あなたは今、どんな環境を選んでいますか。
そして、そのバランスは、自分が望むものになっているでしょうか。
私もまだ答えは出ていません。
ただ一つ分かっているのは、
読みたい本も、
見たい動画も、
読みたいSubstackも、
AIと対話したいテーマも増え続けていることです。
どうやら環境を選べる時代の悩みは、
選択肢が少ないことではなく、多すぎることなのかもしれません。
どこかに1日を25時間、いや30時間くらいにしてくれる方法はないものでしょうか…w
読書の話から始まったはずなのに、気づけば環境の話になっていました。
そして環境の話をしていたはずなのに、最後は時間が足りないという話で終わっています。
どうやら今回も、思考の寄り道は成功したようです😅
こんな記事をこれからも書いていきます。
よろしければ、またお付き合いください。




あるとさん こんにちは。サブスタックを始めてからというもの。毎日、時間が足りないと感じています。ほかに何もすることがなかったらどんなにか、ここで記事を書けるだろうか?と。しかし、だれとも、合わなくなったら自分ひとりで五人の平均値となり、ちっともおもしろくない人生になることよなぁと読後に反省しましたw